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やりたいことやったらいいよ。

前回、ブログいつ書いたっけな、と思ったら3月初旬だったんで3ヶ月も空けてしまいました。すいません。誰に謝ればいいかわからないけど、うちの広報も忙しくて私のケツを叩いてくれないからです(他責)

最近25年ぶりにバスケはじめました

最近、懐かしい人と飲みに行ったりちょっとしゃべったりする機会があって、人のキャリアって面白いなと思うと同時に「そうだよね、あなたはそういう道にいくような気がしたよ、昔から」と感じることが重なりました。

大学の学部は心理学系でした。

大阪の方の、校舎を上から見ると「人」の形をしていることをなぜか誇りにしている、へんな学部でした。

なんで心理学なんて学ぼうと思ったかは厳密には覚えていないですが、社会に出てあまり役に立ちそうにないものを学びたいなと思ったことだけはなんとなく覚えてます。

その学部は、大きく行動心理、社会心理、教育心理、の三つに分かれていました。ざっくり言うと行動心理は人間1人の行動にフォーカスを当てて、なぜ人間はその行動をとるのか、人間の内面を研究していくような学問群、社会心理は人間ひとりひとりではなく集団として捉えた時にどんなインプットを与えるとどんなアウトプットが出てくるのかひたすら確率統計を調べる学問群でした。ちなみに教育心理は教育という仕組みだったりコンテンツだったり方法論を考える全般。

たぶん一般的に心理学と聞いてイメージする、フロイトとかユングとかは行動心理の領域で人間の内面のブラックボックスを明らかにしていこうという学問ですが、社会心理の方は、人間の一人一人が何考えて行動するかなんてあんまり解明できないからあくまでどんなインプットを与えると何パーセントの人がどんなアウトプット出していくのかひたすら実験していこうぜ!って考え方でした。もう20年も前の話なのですこしあやふやな部分とか、いまとは考え方が違う部分があると思いますが、すごく乱暴に言うとその当時はこんな感じだったかと思います。

2年の研究室選択の時にほんとにいろんな研究室顔出してみて、結局行動心理にも興味が持てず、社会心理は確率統計が壊滅的に出来なかったため選択できず、教育系の研究室に落ち着きました。

大学卒業して20年、心理学とはなんの関係もない仕事をひたすらしてきました。
でもふと最近、自分の興味の根源はどこにあるんだろうと考えると、結局「仕事とか社会を通じて人の気持ちを知りたい」ということなんじゃないかな、と思うようになりました。

人は何を楽しいと思うか、何を嫌だと思うか、何を気持ち良いと思うか、何を不快に感じるか。

そういう人それぞれの内面、奥底の気持ちが知りたいということが自分の根源的欲求なんだな、と。

人の気持ちほどアンコトローラブルで不確かなものはないと思うんですが、だからこそ知りたいという好奇心が止まらないし、ふとした瞬間に人の内面欲求みたいなものが垣間見えたと思う瞬間が大好きです。だから面倒でも組織を率いていくのは好きだし、営業でお客さんの心の中に入り込むのも好きだし、「そうそう、こういうもの欲しかったんだよ」と言ってくれるモノとかサービスを作りたい。

10代後半になんとなく自分が選んだ進路とは全く関係のない仕事をしているはずなのに、自分の根源的な好奇心によって自分は動かされているんだなと思うと、なんだか面白い。結局自分の進路をコントロールしているように思っていても、何もコントロールなんて出来ていなくって自分の欲求に従っているだけなのかもしれない。

20年以上も根源的欲求が成長してないことにすこし泣けてきますが、齢40を超えてそうやって(自分に)流されて生きていくのはそんなに悪くないなとも最近は思ってます。フラフラ自分の興味が湧く方へうつろっていっても、結局自分の根源なんてなんも変わらんよ。なのでいくつになろうが、自分が興味が湧く方に頑張って足を踏み出していくのがいいんじゃないかな、ということで今回は締めくくろうと思います。

HUMPBACKのナイトシアター、おすすめです。

久しぶりにブログ書かないとな、って電車の中でHUMPBACK聞きながら文章考えたら、なんだか少しセンチメンタルな文章になってしまって、読み返したら少し恥ずかしい。。