こんにちは。
だいぶ長らくブログサボってしまっておりました。
すいません。誰に対して謝って良いかわからないけど、とにかく謝ります。
この間、前職の時から一緒だった古参メンバーのひとりが退職しました。
MCFに移ってからは6年ぐらい在籍していて、年齢的にも経験的にも中堅どころとして、頑張ってくれていました。
特に、私と付き合いが長いこともあって、私がメンバーにろくな説明もせずにやっていることを先回りして咀嚼してくれたり、部署間の対立の調整役とか、目立ちにくい汚れ仕事を引き受けてくれていたのは本当に感謝してます。
なんで退職したの?
前職の会社から、助けてくれと要請があって戻ることになりました。
彼にとってその会社は新卒に近いうちから10年以上、最初は社長含め社員4,5人ぐらいの規模から一緒にプロダクトを作って会社が成長するところを見てきた「故郷」のような会社なので、そこに助けてくれと言われると見捨てられないという気持ちはすごくよく理解できます。
3月ぐらいに先方から誘われて、私に相談しに来た時にはすでに決心が固かったです。
社員の退職って社長のダメージがわりと大きい
社員が考えている以上に社長は社員の退職について、結構ショックとダメージを受けます。
辞める社員には言葉では「前向きに決断したんなら引き止めても仕方がない」なんて格好つけてても、本音は「ブルータス、お前もか」という気持ちでいっぱいです(笑)。
でも、今の時代、転職は止められるものでもないし、別に会社を離れたからといって今生の別れというわけでもないので、泣く泣く諦めます。自分も新卒のときの会社とか、そっけなく辞めてきたし(笑)。
なので、辞める以上は新天地で活躍してほしいですし、是非MCFにいたからこその何かを発揮してくれたらいいなと願っています。そうやってMCF出身者がいろんな会社で活躍してくれたら、たぶんすごく嬉しい。
故郷的ななにか
どれだけ転職しても、自分が愛着を持って「故郷」と感じられる会社ってそんなに多くないんだと思います。
給与とか仕事内容、その会社で得られるスキルなんていう定量的な側面も大切ですけど、自分にとって「あの会社に在籍していて良かった」と思える会社ってもっとファジーな側面で判断している気がします。
例えば、よくリクルート出身の人たちっていろんな会社に散らばっていたり、自分で会社を立ち上げたりしていても、「元リクルート」という意識と絆が強かったりします。新卒で入った会社は、たとえ数年しか在籍していなくても、自分の仕事の「型」みたいなものを教えてこんでくれた、という意味でも故郷感は感じやすいかなと思います。リクルートが新卒にこだわるのはそういう意味合いもあるだろうなと思います。
どうしたら故郷になれるのか
今回の退職の件があって、私なりにいろいろと落ち込むことはありつつも、ひとりでも多くのメンバーに、MCFを「故郷」と感じてもらえる会社にしたいな、と思いました。特にうちみたいな小さな会社にとっては、「会社のことを考えてくれる」メンバーは本当にありがたいですし、会社としてもそういうメンバーを大切にしないといけないなと感じています。
うちの会社はほとんど新卒採用をしない(過去に数人新卒で採りました)ですし、最近はメンバーも増えたこともあって社歴の浅い子達も増えてきました。そういう子達が、どうしたらMCFに愛着を感じてくれるかということにはまだ自分なりに答えは出せていません。
でも、会社を辞めたあとでも気軽にもとの会社の役員とかメンバーに連絡が取れて、外に出てみたけどやっぱりMCFが良かったと思ったら戻ってこられるような環境だったら、少しは愛着を感じてくれるんじゃないかな、と思うので、目指すはそういう関係づくりかなと思ってます。だから、今いるメンバーも、過去辞めていったメンバーも、辞めたあと負い目に感じたりせず、気軽にコンタクトしてきてほしいな、と願ってます。
ごちそうさまでした。